Atelier Kumazのアートワーク

電動ルーターで「ヴェートリガーレ」という技法を用いてガラスアートを制作しているAtelier Kumazです。 新作や制作過程などを綴っていきます。  作品購入(ミンネ)はこちらから:https://minne.com/kumaz708

可愛がっていたサボテン(五右衛門)誘拐事件について ※ホラー注意

こんにちわ&はじめまして(●・(エ)・●)

 

本日、明日と二日間デザフェスが開催されていますが皆さまは行かれてますでしょうか?

 

私もぜひ、来年には出店できたらなぁと思っています。

暑い日が続くので体調崩さないようお気をつけくださいね。

 

昨日は少しだけ新作についての紹介をしていましたので、今回そちらの紹介をする予定ではいましたが、ちょっと前に話していた今週のお題である「植物大好き」について以前描いたイラストとともにご紹介しようかなと思います。

 

かな~り長い普段の作品紹介とは異なる話になりますがよかったらぜひお付き合いください。

 

※極力その事件(?)当時の人と関わりたくないので極わずかのフェイクをいれています。

※わりとホラーです。苦手な方はお気をつけを…

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当時のカオスな住まいについて

五右衛門君との出会いの話をする前に、その当時の我が家であるカオス空間について説明をしないと後からわけわからなくなるので先に説明を。

 

当時、わりと安いが広い二階建てのアパートに住んでいました。

横に3部屋並び、私が住んでいたのは一番左端の二階で、二階へ上がる階段は左右一つづつある感じでした。

 

引っ越す前にもっと見ておけばよかったのですが、左端の一階はベランダが最早『庭』のようになっていて、歩くスペースがほぼ無い中かろうじておいてある物干しざおに洗濯物を干している感じでした。

 

ゴミが沢山あるイメージを持たれたかと思いますがなんとそこには植物が沢山ありました。

といっても種類はせいぜい3種類ほどで、アジサイと何か(あまり覚えていない)のとあとはひたすらサボテン

 

20とか30とかそんな数じゃなくてもう、ひたすらサボテン

 

サボテンの入っている植木鉢がギチギチに並んでいてその植木鉢と植木鉢のフチの上にさらに植木鉢のせるように、ピラミッドのように積み上げがっているサボテン。

 

そしてその通称『サボテンハウス』のお隣さんが毎晩喘ぎ声を響かせる『性欲ハウス』

 

さらにその隣がその喘ぎ声を聞くために表を徘徊するおじいちゃんを抱える喧嘩の絶えない一家が住まう、言うなれば『不仲ハウス』

 

深夜コンビニに行くときとかに薄暗い中おじいちゃんがハァハァしているのと喘ぎ声のコンボはトラウマ級。

 

この時点でだいぶカオス。

 

私の隣でなおかつ『性欲ハウス』の真上にあったのが全てを仕切りたがるオバちゃんとその一家が住まう『ザ・ボスハウス』 。

 

そしてそのお隣が部屋の前に錆ついてボロボロな何かの箱をおいてあり、住民の気配は深夜も含めて常にあるにもかかわらず、足の悪いおばあちゃんが毎日階段を登って部屋に向かう所以外住人を見たことがない『ホラーハウス』。

 

それだけでホラーハウスなんて呼ぶのは失礼ですよね。

 

でもガッツリホラーでした。

一番怖いのは人間なんだなと思い知らされました。

 

一人暮らしをされる方は必ず物件見に行って、周りの住民がどんな感じなのか見ておいたほうがいいです。

住んでからだとすぐには出られないし、ね。

 

さて、長くなってしまいましたがこっからが五右衛門君との出会いガッツリホラー体験です。

 

 

サボテン(五右衛門君)との出会い

引っ越し当日にお隣さんや下の階の人には挨拶をしていた事もあり、わりと仲良いほうでした。

挨拶時には変な片鱗見せることもなく、サボテンハウスも表の玄関前がちょっと汚れてるなぁ~と思う程度だし、ザ・ボスハウスも優しいおばちゃんって感じでした。

 

それからしばらくして『あれ?右エリアの部屋やばくない?』と薄々感じ始めていた頃、仕事から帰宅した際に『あら、偶然ね』サボテンハウスからおばあちゃんが出てきた。

 

その時は知る由もなかったけど、実はこのおばあちゃんの趣味『周りの音を聞くこと』で、常に玄関から近い部屋に座って外や周辺の家の音を聞いていたんだとか。

 

怖い。

 

ちなみにサボテンハウスにはさらに、40を超える息子がおり、似たようでさらに悪趣味で、何時何分にトイレに行ったとかシャワーを何分浴びたとかそういう何をいつしたのかをノートにひたすら書いていたんだとか。

ノート見せられた時には鳥肌が止まらなかったですね、はい。

 

そんな事もまだ知る由もないそんな夜。

『偶然』おばあちゃんが私の仕事帰り時に表に出てきてばったり出会ったので、挨拶してそのまま上に行こうとしたら『ちょっと待ちなさい』と。

 

なんでしょ?と思ったら『あなたのシャツ、下に落ちてたから。返すからまってて。』との事。

「そういえばだいぶ前にベランダで干していたシャツが無くなっていたな~。風で飛ばされたんだろうな」と思ってそのまま待っていた。

 

真相は知らないけど風でたまたま下の階のベランダに落ちたと思いたいし、思ってる。

 

そうこうしているとおばあちゃんが出てきて『嗅いだことのない匂いのするシャツ』『サボテン』を持ってきた。

 

シャツの事が気になったのは一瞬で、そんな事よりサボテンに対して頭の中が???だらけだった。

すると、『シャツはベランダに落ちて汚れちゃったんでね、洗っておいたよ。』と言われて、なんか追及するのがアカンと感じてそのまま頷いた。

 

そしてそれに続けて『ウチで可愛がってるサボテンね、昔大切な友人からもらった一つのサボテンからはじまってるの。そのサボテンから出た小さなサボテンを切って別の鉢に植えて増やしていったの。』とのこと。

 

え、ベランダとその下と、先ほどちらっと見えた玄関周りや奥の部屋にもサボテンが凄まじい数あるけどそんなに増えるものなの?なんて思っていたらそのまま

 

『だから大切な人にはウチの子をわけてあげるようにしてるの。貰ってくれない?』と言われて、正直元々サボテン好きなのもあったし丸くて可愛らしかったのとまだサボテンハウスの恐怖を知らなかったので快くOKして、これからも良き隣人であろうと笑顔で感謝した。

 

そしてそのサボテンに『五右衛門君』と名付けて愛でることになりました。

 

※以降、我が家のサボテンについては五右衛門君と呼びます。

 

サボテン(五右衛門君)失踪事件

五右衛門君は当初、部屋の中で可愛がっていたが、とある日綺麗な花が咲いたのと、おける場所がキッチン周りしかなかった事から外の玄関前で可愛がる事に。

 

仕事に行く前に五右衛門君にいってきますと挨拶をし、帰宅時にはただいまと挨拶をする。そんな生活をおくりつつ、徐々に見えてくる様々な問題により『引っ越したい』と思いつつも契約更新をしていた春先の事。

 

久しぶりにまた綺麗に花を咲かせてくれた。

 

それを見てモチベーションも上がり、帰ってきたら沢山写メを撮ろうと思って仕事へ向かい、夜中帰宅したら

 

五右衛門君がいない。

 

え?なんで?

こんな奥まった道を通ってこなきゃならんような所のアパートのそれも二階で玄関前に置いてあるサボテンがどこをどうやったら無くなるの??

 

神隠し?

風?飛ばされた?

イタズラか?

 

もう頭ん中色んな事がグルグルしながら探すもどこにも見つからない。

 

そしてふと、『木を隠すなら森の中』という言葉が脳裏をよぎる。

 

え?でもプレゼントしてくれたやつわざわざ盗る?

正直サボテンハウスのほうが大きくて立派なサボテン沢山あるわけだし。

 

そんなわけないと思いつつも、その時点ですでにおばあちゃんの趣味を知っていた事もあり、色々と考えてしまう。

証拠もないのに疑いたくないが、念のため確認だけしようと思い、下の階に降りてベランダを見てみる。

 

でも暗かったしどこを見てもサボテンしかないので正直そこにあるのかなんて全くわからない。

 

翌日仕事休みだから明日ちょっと見てみて、なんなら一声かけてみて確認しよう…と思い渋々部屋に帰りその夜はそのまま終わりました。

 

サボテン(五右衛門君)誘拐発覚

翌朝、予定通りサボテンがないか見に行く事に。

ベランダの周りにこう、フェンス?があるのでちょっと遠くからなら見えるようになっているんですが、その距離だともう正直わからない。

 

重なり合ってるしとにかく沢山あるから見当がつかない。

 

こりゃ直接聞くしかないんかなぁ…と思っていたらヒョコヒョコとおばあちゃんがやってくる。

そうか、音でベランダ周辺に止まったと気が付いたのかなと思いつつ、普通にまず挨拶をした。

 

相手も挨拶に応えつつ『何かあったの?』と聞かれたので意を決して

 

『五右衛門君が…サボテンがいなくなっちゃって…誰かのイタズラでこっちにまぎれたりしてるのかなぁと思って』と言ったところで「疑ってるようにしか聞こえない…なんて言おう…」とモヤモヤしてたら

 

『無くなっちゃったの!?』と驚きと怒りが混ざったような表情で言われ

 

『じゃあ次どれが欲しいの?どれ?ほら、どれ?』と詰め寄られる。

 

正直もう色々怖かったし、可愛がっていたサボテンは五右衛門君なわけで、それを無くなったからと他のサボテンを愛でる気にはなれなかったのでそのお誘いを断り渋々了承を得てお互い帰宅。

 

 

え、誘拐なんて発覚してないじゃん。

 

と思われた方。

そうなんです、サボテンハウスの方々は何もしてなかったんです。

 

でもひょんな事から発覚しました。

 

それから数十日たったある日、コンビニの帰りか何か忘れましたが、とりあえず帰宅してきて鍵を開けようとしていたら

 

急に何の接点もなかった『ホラーハウス』のおばあちゃんがヒョコヒョコとこっちに向かってくる。

目がまん丸だけど口元だけ笑ってるそんな笑顔で。

 

階段はあっち側にもあるし、そもそもこっちの階段を使う必要性なんて全くない(こっちの階段からおりてもお店や大通りにいくには反対の右側まで歩かなきゃならない)のになんでこっちに向かってくるんだろうと変な汗をかきながら一応『こんにちわ』と挨拶をしたら

 

さらに笑顔になり『ねぇ、ねぇねぇ、ねぇ!ねぇ!』と言いながら寄ってくる。

 

これは無視したらむしろヤバいと戦慄していたらそのまま目の前まで来てハァハァ言いながらこう言ってきた

 

『あのサボテンお花すご~く綺麗だったのにね!咲かないの!咲かないの!』

 

 

 

 

思考停止して、鳥肌が立ちっぱなしのまま、おばあちゃんの話をそのまま淡々と聞いたが要約するとこんな感じ。

  • いつも通り右側の階段で登ってきて『いつも通り左端の部屋まで歩いて部屋を見ていた』
  • すると、綺麗な花が咲いているのがポツンと玄関前に置かれているのを発見した。
  • その家の住人の名前は知らないけれど、あとから引っ越してきた人だから何をしても許される
  • 外に置いてあるなんて可哀想。こんなに綺麗なんだからお部屋に飾らなきゃ。
  • そうだ、私の部屋で可愛がってあげれば綺麗だし、感謝もされる。
  • 部屋に持ち帰ったが夜には花がしぼみだしてそのまま枯れてしまった。
  • 水を沢山あげればまた花を咲かすかもしれない。
  • 咲かない。
  • もっと栄養のある物のほうがいいのかも。牛乳やオレンジジュースをかけてあげよう。
  • 咲かない。
  • 大切にしてきたから感謝して。あと返すから花を咲かせたら私に頂戴

 

こんな感じの話をあのテンションのまま長々と話された。

それ以外にもいくつかあったがあまりに不快なので割愛。

 

返すから~咲かせて~咲かせたら頂戴?ね?ねぇねぇ?というのを壊れたラジオのように延々リピートしだしたあたりでようやく頭の中が少し冷静になり

 

『スミマセン、私もどうやったら咲くのかよくわからなくて…サボテンハウスから貰ったものだからあっちのほうが詳しいし、貰えますよ、きっと』

 

『もうこの二つの家に関わらない』と心に決めながらそう言った。

 

サヨウナラ、五右衛門君…

そんな拷問受けさせて、本当に申し訳ない…

 

 

終わりに

ちなみに何故かホラーハウスのおばあちゃんはサボテンハウスの事を話したら目だけそのままで笑顔が消え。

 

『それならもういいわ。』

 

と言って自分の部屋へと戻っていきました。

 

なんでそんな一気に冷静になったのかわからないし、知らなくていいけれど、それ以降はホラーハウスとはほぼ関わることなく引っ越しました。

 

メッチャ長話&作品とまるで関係ない話になってしまいましたが、最近暑いのもあるので涼しくなったならいいなぁ~なんて思ってます(笑)

 

ちなみにその当時、五右衛門君をイメージして描いたクリーチャーがこちら。

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元々クリーチャー絵のほうが好きで得意なのもありますが、下書き無しの一発描きにしては上出来だったなぁと、思い入れが強かった絵の一つです。

 

あまり日本では受けがよくないので当分先になるかと思いますが、いずれ海外向けにクリーチャーも彫ってみたいなぁなんて思ったり。

 

サボテンってホント可愛いんですよね。

この事件以来しばらくはサボテン愛でる事なかったですが、今年に入って出会ったサボテンがあまりに可愛かったので久しぶりに愛でてます。

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可愛いです。

 

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ちなみに名前は『サボ』『テン』

 

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白い(トゲがびっしりしている)方が『サボ』。

緑(トゲが少ないほう)が『テン』です。

 

さて、今回こんな長文記事を書いたのは他にも理由がありまして、それは色々新しい機能を使ってみたりチャレンジしてみたいなと思ったからです。

 

というのも、スマホで見た時パソコンで見た時文章の改行が綺麗に表示されていない(二列目に入って途中で改行とか)ので、文章の書き方をちょっと変えてみたり、その他使っていなかった機能を使用してみました。

改行無くすと一行目と二行目の間もスペースだいぶ減るんだなぁと思ったり。

 

実際見やすさはこっちのほうが上なのかなぁ…?

文章が短い時は今まで通りでもいいのかな、とも思ったり。

 

制作だけじゃなく、ブログやSNSサービスなども色々と模索しながらより見やすくわかりやすく、楽しんでいただけるようやっていきたいです。

 

あと、一応改めて、こんなホラー話は基本的に今後はないかと思います。

色々試したい事があったのもそうですが、お題が植物だったのでふと、五右衛門君の事を思い出したのと、せっかくならイラストも一度ブログで紹介したいなと思ったので。

 

次回は十二星座シリーズの完成品第一弾『羊座』を紹介する予定です。

是非、お楽しみに~♪

 

それではまた次回の記事で~(●・(エ)・●)